もう10年以上も昔、私がインターネットを始めた頃は、メールの返信は「話の続き、関連性がわかるように件名は変えない」でRe:で送るべし。と、いうのが一般に言われていた事だったと記憶している。
メールソフト側でも、”スレッド表示”に対応しているものがあったりして、時系列を追ってメールをチェックするのに便利だったりするしすごく合理的な運用法だとずーっと思っているのだが・・・。
2~3年前くらいだっただろうか。メールでお問い合わせを頂いた。具体的な件名だったので、Re: で返信。お返事を待っていたら、次のメールは「件名も変えずにそのまま送ってくるなんて失礼だ!」というお怒りの内容だった。
思わず、きょとん。と、してしまって困ったのだが、相手がそう思ってしまったのならしょうがない。簡単に理由だけ書き添えて返信しておいた。しょうがない。縁とはそういうものだ。
と、またしばらく時間を経て似たようなことが何度かあり、今の世間様の状況はどうなんだろう?と思って改めて調べてみたらこれまたよくわからない。私のように、スレッドチェック派もいると思えば、「○○の件」でもらったメールは、「○○の件承りました」などと付け加えるほうが良いという人もいる。
まったく良くわからん。
と、思っていた所にこんな記事が「ビジネスメールの返信 件名は変えるべきか「Re:」はOKか 」
その中から、気になるものを抜粋。
- 件名変えるとスレッド化されねーから却下
- ビジネス上はむしろRe:でやりあった方が話題が継続してるかどうかわかりやすいんだけどなでも全然関係ない話なのに、めんどくさがって件名変えないバカは死ね
- メール件数多いと件名で何の話なのか切り分けるから件名変えられると困る
- ビジネスのやりとりであれば、「○○の件」でもらったメールは、「○○の件承りました」などと付け加え、後ろに自分の社名と名前を追加するとベスト。
と、この記事を見ると、件名変えない派が優勢っぽい。だが、この記事に出てる本や、巷のビジネスマナー系の記事では、わかりやすくする為に変えたほうがいい、となっている場合が多い。
どーすりゃいいんだよ(笑)
インターネット文化がインターネット内で完結していた、していられた時代は機能性や合理性が重んじられていて、「変えない派」が優勢だったんだろう。それがここ数年でそういったインターネット創成期の文化を知らない層(この場合ビジネスユーザ)がそのビジネス文化を持ち込んできたから、こういう混乱が生まれているんだろう。
どちらが、良い悪いと言うことではなく。
この流れで行くと、ビジネスユーザ文化(造語)優勢に変わっていくのかな?
でも、GoogleがやってるGmailはデフォルトでスレッド表示(それしかできない)だし、まだよくわからないな。
コメント by iwatayuki — 2011年6月19日 @ 11:40 PM
できるだけ、相手の件名は尊重する。でも、話の内容に展開があって、完全に別件になっている場合、積極的に変えてしまう。やはり件名はメールの内容を端的に示すものであるべきと思ってる。いつも、以前のメールの返信をRe: で送ってきながら、全然関係ない新規の内容を送ってくる人、お客様だけど嫌だなと思う。