『コピーのぜんぶ 仲畑貴志全コピー集』を買いました。(古本)
この表題は、広告業界の大御所。コピーライターの仲畑貴志氏の作品。
(ココロも満タンに。とか、目のつけどころガシャープでしょ。の人)
クレディーセゾンのセゾンカードのキャッチコピー。
初めて目にしたのはTVだったか、地元の西友だったか。。。
大学に行きそびれて、予備校にも行けず、仕方なく当時の彼女のアパートの近くに9千円のアパートを借りて貧乏暮らしをはじめた頃だった。
だからというわけじゃないが、今でも、好きなコピーというか、それ以前にもっとも好きな言葉の一つになっている。
『一緒なら、きっと、うまく行くさ。』クレディーセゾン
理屈なんか関係ないんだ!一緒にいるしかないじゃないか。先に進むしかないじゃないか!
という、強い意志と希望と勢いと覚悟に満ちているのだ。
以下【コピーのぜんぶ 仲畑貴志全コピー集】より抜粋。
『からだの芯から溶けてゆきます。』サントリー・オールド
『会わなければよかったと思ったりもします。私。』パルコ
『触れなければ涸れていたと思ったりもします。私。』パルコ
『大切なものは、そう多くない。』クレディーセゾン
『生き方以上の歌は歌えない』コンチネンタルコレード
『顔はハダカ』コーセー
『心を動かしても、汗を流せることを知った。』パルコ
『愛とか、勇気とか、見えないものも乗せている。』JR九州
『正直を、笑うな。』サントリー・ホワイト
うまく言えないけど、『わかってる』人からしか出てこない言葉だと思う。
こういう人が、大御所でいるというのは、まだまだ、この世の中すてたもんじゃないのかね、とも思ったりしている。
それと、大事な事。
受け入れ吸収するだけじゃなくて、ちゃんと自分の言葉も鍛えないとね。