アナログレコードって今考えるととっても不思議。溝を針がなぞるだけであんなに高音質の音が出てくるとか不思議だなぁ?と思いません?この先っちょについているのがダイヤモンドの針で塩化ビニールに掘り込まれた溝をなぞって震えた振動を磁石とコイルで電気に変えるだけなのに!
という訳で、レコードが聞きたくなってきた訳です。
と言うのは、EP-4の新作がアナログレコードオンリー(最近はヴァイナルオンリーとか言う言い方するのね)で発売されちゃって、そいつをちゃんと聞くために、実家から古ーいレコードプレーヤーを引っ張り出してきたのです。
引っ張り出してきたのは、「TRIO KP-5050」
ふるーいとはいえ、オーディオが全盛期だった頃のマニュアル再生機なのでそこそこの性能はある。まぁ、入門機ではあるんですが。現行製品の樹脂製のボディーのものとかよりは良いはず。
なんせ、重量が15kgもあるし、なんせターンテーブルだけで2.6kgもある。カタログスペックではあるが、SN比が80dB。現行(?)のテクニクス SL-1200シリーズのが78dBとのことなのでスペック的にも十分なのだ。
トーンアームの高さ調整機能も備えているし再生機としての基本はしっかり備わっていると言える。
ただ、手持ちのカートリッジがあまりに古すぎてヘタっていたので(カンチレバーが曲がってたり、取れてたりw)カートリッジだけ新調する事にした。最初はオーディオテクニカのAT10Gでいいかなぁ、ボディーがあるので針だけで済むしぃ、とか思ってていろいろ調べてたら、MM型ならシュアのM44Gの評判もいい(っていうかまだ作ってたのか!)とか驚いていると、なんと昔使っていたデノンのDENON DL-103も安定の現行製品らしい。
いろいろ悩んでいるとだんだん贅沢になるもので(笑)結局MC型が欲しくなりDL-103にする事に。放送局仕様といわれる信頼性とMC型ならではの解像度はやっぱり魅力。
DL-103の古いボディーもあったので、それを針交換用に出して針交換価格で新しいボディーを買うという手もあったが、針交換価格が¥16,100に対して新品価格が¥18,435と余り変わらなかったのと、針交換だと入荷に2ヶ月近くまたされそうだったので新品で購入。
感心したのが、昔と同様1個ずつの検査表が付属していたこと。このフラットな周波数特性もすばらしい!さすがMade in Japan。
で、音のほうはどうかというと、これまたフラット!逆に言うと面白みもないノッペリとした音なんだけど、よく聞くとすごく解像感もいいし、大入力にも歪まないしバスドラのアタックとか非常にリアル。サスガ!といった感じ。
まだ、慣らしが終わってないけど、だんだん良くなってきてるのがわかる。こういう所もアナログのオモシロいところ。楽しいw
とか、遊んでいたら他のカートリッジも欲しくなってきた(笑) 欲ってこわひwww